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2023/06/07
からだと宇宙リズムと進化の記憶~アナトミー授業 in Thailand~
こんにちは。お久しぶりの更新となりました。
いつもありがとうございます🙌
もう約3か月も前になってしまいましたが
3月に1週間ほど
タイのお国へ行って参りました。
その節はお休みをいただきまして
チェンマイと横浜のタイマッサージスクール
「オンスクール」のオン先生から急遽
「アイチャン、アナトミーアルケドクル⁉︎」と
お誘いをいただいた事がきっかけでした。
アナトミーとは解剖の事。
タイのチェンマイ大学にて
ご検体での解剖学に
参加させていただくことが出来ました。
授業の前には全員で
お花をお供えし、お祈りと感謝を述べて始まりました。
もちろんお亡くなりになられてから
ホルマリン漬けにされ時間も経っているので
実際に生きて活動している人より
血液や水分が抜け
筋肉などの組織・臓器等も
硬く小さくなっています。
けれどもそれを踏まえた上で
自分の目で見て 実際に
触れさせていただけた事は
本や模型で学ぶよりもリアルで
貴重な体験となりました。
特に内臓部は筋膜の隔たりなどで 臓器の位置が前側・後ろ側と
分かれていたり 固定されていたりと
よくぞこの小さな空間に
これだけの精密な臓器が入り込んだなと思うほど
複雑に しかしすっぽりと収まっています。
施術ではお腹へのアプローチを特に大切にしていますので
習った事はこういう事だったのかと
より体感を伴って理解出来ました。
そして一番印象に残ったのは切断されずに取り出されていた
脳から脊髄・末梢へ続く神経系でした。
それはまるで土の中に深く根を張る植物のようでした。
「人間のからだは植物的な器官と動物的な器官がある。
この植物的な器官こそ生命の根源・本質であり、そこにこころがある」
そうおっしゃるのは香川県丸亀市出身の解剖学者、発生学者の
三木成夫さん(1925年-1987年)
今回のタイ研修のお供に
私はたまたま三木成夫さんの本を持って来ていました。
なんとタイムリーなことでしょう。
三木さんは本の中で人間のからだは
植物的な部分と動物的な部分から成ると
述べられています。
植物的な部分とは、生きるためのエネルギーや栄養を
吸収→循環→排出する器官、「はらわた」と呼ばれる内臓のこと。
具体的に言えば
栄養を消化吸収する胃や腸、それを全身に循環させる心臓や血管、
いらなくなった老廃物を排出する腎臓や膀胱などの内臓器の事です。
対して動物的な部分というのは
感覚→伝達→運動という身体の動きを生み出すところ。
外の情報を知覚する目や耳などの感覚器、その情報を伝達する神経と処理して指令を出す脳、
そして行動するために身体を動かす筋肉や骨のこと。
地球上で最初に生命が生まれたのは約40億年前と言われています。
はじめに腸ができ、脳を獲得したのは現在から5億年くらい前のことだそうです。
つまり生の営みの根源は、このはじまりの一本の管
消化し、循環させ、生み出す「植物的」な内臓器にあり
そのために餌をとる・異性に近づくといった知覚や運動に関する「動物的な」器官は
後からできた、文字通り手足に過ぎないと本の中で語られています。
そして私たちの遠い先祖、
始まりの一本の管であった生き物は
次世代へ生命を繋げながら 海辺で何億年もの間、
何億回もの
昼と夜、潮の満ち引き、自然の、宇宙の繰り返しのリズムと
魚類・爬虫類・両生類・哺乳類と様々な進化をとげながら
海から陸に上陸してきた進化の軌跡が
私たちのからだに年輪のように
この植物的な器官に記憶されていると
三木さんは述べています。
(そして私たちは受精卵から胎児へと発達していく過程において
ものすごい速さでこの進化の「おもかげ」を母親の体内で再現し産まれていくのです。)
よく言われていることですが日本では「腹落ちする」「はらわたが煮えくり返る」
「切腹」「肝心(肝腎)」などお腹(はらわた)に関する言葉がたくさんあります。
正直に話すことも「腹を割って話す」と言いますよね。
はらわたにこころがある事の象徴だなと思います。
昔の人々は宇宙や自然、こころというものを当たり前のように
体内で感じっとっていたのかもしれません。
しかし現代では昼夜関係なく明かりがつき、
季節関係なく年中同じものが食べれたり
温度を変えれたりとどこか 共存を通り越して
自分たちに都合のいいように「自然」に手を加えすぎているのではないか
「あたま」つまり意識や思考の存在が大きくなり、
社会的な価値観や将来の不安に抑圧され
植物的な「あるがまま」「今」を「こころ」を感じる事が希薄になってきているのではないか
このような事も三木さんは提起されていました。
本を出版された当時はなおさら
腸よりも脳の研究の方がより進んでいたかもしれません。
一周まわって現在では改めて「はらわた」
腸の素晴らしい機能が注目され腸活がブームになってきていますね。
カルサイでも内臓の部分を大切にしており、
そこには負の感情がたまりやすいと言われています。
感情=「気」持ち
怒り、悲しみ、恐れetc...感情はエネルギーですので
適切に消化されないと気は滞り、身体を硬く冷たくさせていきます。
気を循環させていくこと、それが心身の健康、そして精力・活力に繋がっていきます。
古代中国の人たちも、大きな大宇宙と私たちの内にある小宇宙(はらわた・こころ)との繋がりを
よくご存知だったのでしょう。この大宇宙と小宇宙の共振を
「三」のような「波模様」として表しました。
それが「気」という漢字になったそうです。
話があっちゃこっちゃに行ってしまいましたが
目先の刺激や報酬・快楽に左右されやすい脳よりも
大きな宇宙の、自然のリズムが染み付いたはらわたを
「内臓感覚」を大切にしていくことが
この激動の時代の波に乗り、
自分らしく生きていくことに繋がるのだと思います。
貴重な機会をいただきましてありがとうございました。
2023/04/01
大切なお知らせ~4/17より出張型サロンに変わります~
平素よりご愛顧いただき誠にありがとうございます。
この度カルサイセラピーサロン*Eostreは
2023年4月17日(月)より出張型サロンへ生まれ変わります。
今後は四条・烏丸周辺のレンタルサロンにお越しいただく または
お客様が宿泊される京都府内のビジネス・シティホテルへの出張施術となります。
(京都市内一部/出張費無料 詳しくは下記をご参考ください。)
※ご自宅への出張は行っておりません。
たくさんのお客様に今現在のサロンを「落ち着く」「いい場所だね」とお声をいただき
期間は短くともこの場所で施術させていただけたことに
感謝でいっぱいです。
サロンの形態は変わりますが、施術を通して皆様が安心できる、何でも話せるような居心地のいい空間づくりを
体現してまいります。
ご不憫をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
Eostreオーナー 橘
【京都府ビジネス/シティホテル 出張エリア】
●黄色枠エリア:出張費無料
●赤色枠エリア:出張費1000円
●黄緑色枠エリア:出張費2000円(120分以上のご利用に限ります)
※県外への出張もご相談くださいませ。
※画像が見にくい場合はお気軽にお問い合わせください。
2023/03/09
🇹🇭臨時休業のお知らせ🇹🇭
平素よりご愛顧いただきありがとうございます。
この度ご縁をいただき3/20より
タイ チェンマイへ研修に行って参ります。
そのため誠に勝手ながら
上記期間お休みをいただきます。
ご予約・お問い合わせの方は
eostre.info@gmail.comまで
ご連絡下さいませ。
ご不便をおかけいたしますが
何卒よろしくお願いいたします。
Eostre 橘
2023/01/09
カルサイ講師資格取得と🗼東京施術のご案内
改めまして明けましておめでとうございます。
年末年始、
皆様いかがお過ごしだったでしょうか。
私事ですが今年はホームページの更新にもっと力を入れ、
身体のこと、私自身のことももっと
発信していこうと思い書かせていただいております。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
話は変わりますが昨年12月に
横浜のオンスクールにて
男女カルサイネイザンの講師資格を無事
取得してまいりました◎
タイ人のオン先生の施術も受けさせていただき
お腹も膣も温まり、ほぐれました。
オン先生曰く、カルサイにはあなる施術もあるようです。
せっかくなのでやってもらいましたが…
おぅぅ…私はよくわかりませんでした笑
まだまだ修行がたりませぬ(なんの)
しかし先生の手は本当に温かく
陰部も含めこんなに大事に丁寧にケアしてもらえる事が
とてもとても ありがたく思え
やはり人の手とはすごいなと改めて感じました。
自分自身もより一層
大事に大切に触れていこうと思います。
そしてカルサイネイザン講師資格は取得しましたが
まだまだセラピストとして目の前の方々の施術に
専念してまいります。
いつか講師として
経験と知識をお伝えしていきたいという想いのもと
今後は大阪のカルサイサロン『Re:Karsai』さんの
講習サポートとして参加させていただきます。
1月は22日よりサポートととして東京に行ってまいります。
2日間ほど夜のみですが男性・女性施術可能です。
・1月22日18時半以降(キャンセル待ち)
・1月25日18時半以降 1名様受付中
場所は東京荒川区周辺にのビジネスホテルになります。
場所の詳細は前日までにご連絡差し上げます。
少ない枠ですがご興味ありましたらホームページの
お問い合わせよりご連絡くださいませ。
お待ちしております◎
2023/01/03
新年のご挨拶✿
新年あけましておめでとうございます。
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
旧年中はEostreをご愛顧頂き、誠にありがとうございました。
皆様のおかげをもちまして、無事に新春を迎えることができました。
2023年もより一層、皆様にご満足いただける様、更なる努力を重ねてまいります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
本年も、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
Eostre 橘アイコ